【退場回避】FXで大損した時の対処法【具体的なメンタル管理】

メンタル系

FXで鬼門だと感じるのが、負けた時のメンタル管理。

大きな損失を出してこんな事考えたことないでしょうか。

  • 向いてないから諦めよう・・・
  • 取り返そうとして更に大きな損失、腹立つ
  • 何でこんな取引したんだろ
  • ルールを決めたのに、また守れなかった
  • FXはやっぱりギャンブル

コツコツドカンで軌道修正できる人はかなり優秀で、初めからできる人はトータルでプラスになるので焦らなくて大丈夫です。

自分が思う評価
コツコツ負けてドカンと勝ってる、勝率低くて凹む才能の塊、投資向いてます
コツコツ勝ってドカンと負けるちょっとした修正で解決
コツコツ勝ってドカン、熱くなってドカンドカン必ず修正が必要
コツコツ負けてドカンと負ける、勝てる気がしない流れが変われば勝てる可能性、一旦休む
▲状況別の早見表▲

FXは退場する人が9割、勝ち続ける人は1割と言われる業界です。

では退場する人はどんな人か?

  • 大損した時の対処法が分からず、コツコツドカンの後にドカンドカンする人

これを修正する機会がないまま運良く勝ち始めたりすると、後々になってもっと大きな損失を出すことになります。

自分がまさにそれです。是非反面教師に・・・。

大きな損をした記憶というのは、ずっと頭に残ってしまいます。

時間が解決するものでもなく、かといって具体的な解決方法は調べても出てきません。
正確にはそんな余裕はなくなり、勝つこと・取り返すことしか考えられなくなります。

勝ち続けている方に聞いたわけではありませんが、自分が行きついた結論は下記です。

  1. メンタル管理の重要性に気付いた
  2. 発想を変えようと思った
  3. 自己分析や状況整理をして、メンタルに負荷を掛けない方法を考えた
  4. 最後に手法と資金管理方法を再構築した

順を追って解説していきます。最後にまとめや補足も。

メンタル管理の重要性

休むも相場、大負けした時はパソコンを閉じろ、なんてよく聞いたり見たりする話だと思います。

そんなこと言われてもコッチはもう失ってるんだよ!簡単に言うな

負けが続くと段々と感情的になってしまい、ネガティブになりすぎたり、イライラしてきたりと冷静さを失っていきます。

トレードルールも何度も練ったのに、なんで守れないんだ

普段できていることができなくなるこの現象ってなんで何だろう、と冷静に考えたり調べたりしてみましたが、これは誰にでも起こり得る話で投資のセンスとか歴とかも関係ないと思っています。

人間の構造上の欠陥とも言えるかもしれません。

人間は許容できない現実に直面すると、IQが著しく低下する

言葉は悪いですが、普段よりも極端にバカになっていて注意力も極端に低下している状態になります。

冷静な状態でトレードをしてもいいとこ五分五分なのに、これでは勝てるわけないですよね。ましてやトレードルールなんて守ることはできません。

  • 真面目な人は自分を責めて落ち込む、繰り返して更に状況が悪化する
  • 他人のせいにしはじめたり、人を攻撃したりする

SNS上で死体蹴りしてる人いるじゃないですか、凹んだりしてる人に対して「センスないからやめた方がいいよ」とか言ってる人。

こういう人を攻撃する人は下記のどれかに当てはまるのでは。通常の精神状態でそれなら関わらない方がいい人です。

  • 投資でうまくいってない、何なら損して借金とかしてる
  • 恋人、配偶者との関係がうまくいってない、そういう人もいない
  • 仕事でうまくいってない

SNSのプロフィールやつぶやきを見ると、アっ察しと思うことでしょう・・・。

合わせて読んでみてほしい「関わらない方がいい人たち」

中には純粋にアドバイスをしてくれてる人もいるかもしれませんが、メンタルがやられている時というのは冷静な判断ができなくなっているので、良い人の意見も悪い方向に受け取りがちです。

メンタル管理を疎かにしていると、次のようなことを始めてもっとドツボにハマります。

  • 勝てる手法を探しにいく
  • 思考停止でうまくいってる人の真似をする
  • 勉強や振り返りする気なんて起きず、同じ方法で大損を繰り返す

だからこそメンタル管理が重要だと言えます。メンタル管理は投資に限らず、仕事上やプライベートにおいても重要だと思います。

ただ、仕事と投資・投機の実力は全く異なるもので、20代で成功してる人も見受けられます。
金融関係の勉強をしはじめたのが遅かった自分は、凝り固まった考えを直すというのは本当に大変でした。

発想を変える必要性

人間の性格や考えは急に変えることができません。意識してもかなり難しい。

育ってきた境遇や経験は人それぞれ違うと思いますが、下記は共通しているんじゃないでしょうか。

  • 義務教育の期間(学歴社会や平等正義をすり込む期間)
  • 時間を切り売りしてお金を得るのが当たり前という考え(バイト、会社員)

【擦り込まれてきたこと・習慣化されたことは、衝撃的なことが起きたとしても中々変えられない】というのが持論というか結論です。

1トレードの費用対効果を意識しすぎてしまうのも、日頃の習慣が原因となっている可能性があります。時給・日給・月給の考え方とか。

大損した時に取る行動や心理状態も同じようなもので、頭では分かってても変えられない、直せない、繰り返してしまう。

これは良い意味で変えようと考えたり行動しても、それまでの習慣が悪ければそちらに引っ張られる力の方が強く働きます。

なので、トレードのやり方や休むどうこうの前に根本的な発想を変える必要性と、その訓練を行う必要があるのかなと思いました。

自己分析や状況整理は訓練の第一歩

ルールを守れず大損をしてしまうのは、先に資金管理やトレード手法を構築してしまうことが原因なのではと考えています。

相場は予期せぬことが起きたりするので、手法が通じなくなったり、負けが続くとこれで合っているのか・・・と疑心暗鬼になります。

このルール自体が問題なのかもしれない

などと考え始めたらもう止まりません。

逆も然りで、勝って自信がついた時も注意が必要です。

自分が間違っているわけがない

この状態になると、負け続けていた時よりも大きな損失を出します。自己否定ができないので損切をキャンセルしたりズラしたりが始まります。

自己分析や状況整理ができていないと、対処法が分からないままやられてしまうので大事なことなのかなと思ってます。

自己分析・状況整理方法を簡潔にまとめると下記です。

  1. 状況などを箇条書きする
  2. メンタルに負荷が掛かる要素を削る
  3. メンタルに重きを置いた手法にして検証してみる(これまでのものは一旦考えない)
  4. 違和感を感じたり、メンタルに負荷を感じたら調整
  5. リアルトレードで試す
  6. 必要があれば(1)に戻って繰り返す

自分の場合は、結果的に下記のような事が前ほど気にならなくなり、チャートやロウソク足に集中できるように。

  • 獲得pips
  • エントリー中の含み益・含み損
  • うまい人のトレード

慣れない頃は損益とか見えないようにモニターに付箋貼ってましたが、今は利確した後に「大体こんなもんか」くらいで終われてます。

いくら稼げるのか、負けないのかが重要なので、獲得pipsとかハッキリ言ってどうでも良いです。

まず始めにやったこと

一度チャートを分析したり、FXの勉強をすること自体をやめました。

止まるのは本当に勇気のいる事でしたが、同じ失敗を3度繰り返した時に「根本的に見直そう」と思えました。

それから下記を箇条書きにして、客観的に自分を見て整理することに。

  • 自分の状況(資産・支出)
  • トレードに表れる自分の性格
  • 今までやってたトレード手法と資金管理
  • 失敗を繰り返すパターン(心理状態も含めて)
  • トレードでメンタル的に負荷が掛からない状態

自分の状況整理

・まず諸事情で金がない
・支出は月々●●円
・削れる支出は●●と●●
・トレードで月々●●円稼がないと終わる
・会社員やバイトでは支出を補填できそうにない

トレードに表れる自分の性格

・せっかち、トレードでは短期的に結果を出したがる
・その癖慎重だったりする
・普段は感情を表には出さない方だけど、トレードでは爆発すると数日引きずる

今までやってたトレード手法などの洗い出し

これは性格に合ってるのか、メンタルに負荷がないのかを確認する作業。

「何でこんなトレードしたんだろ」とか考えたりする人は、無意識に得た知識を使ってる可能性があるので、チャートの図や時間足とか、可能な限り細かく洗い出してみるとスッキリします。

失敗を繰り返すパターン

衝撃的だと思うので鮮明に覚えているはず。どういうトレード手法でエントリー・損切をしたのか、その回数や時間帯などもまとめると良いです。

トレードでメンタル的に負荷が掛からない状態

とりあえずで良いので理想を書いてみる。チャートあんまり見たくないので、エントリーしたら放っておきたいとか。すぐポジション手放したいとか。

メンタルに負荷が掛かる要素を削る

上記何となくまとめられたら、今度はいらない要素を削っていく作業です。

削ってまとめたもの

  • せっかち、負荷が掛からない方法は:短期足で動きの荒い通貨ペアを狙う
  • 目標額:月●●円なので、1トレードの許容損失額や利益は●●
  • 手法:手法ABCは、月々●●回出現してるチャートパターンなので目標額は達成できそう。これを中心に磨いてみる
  • 時間帯:NY市場でやらかすことが多すぎる、欧州時間だけにしよう

右も左も分からないうちは、良いとされる手法を全部取り入れてしまいがち。
悪いとされることも大体真に受けてしまいます。

全部を理解しようとすると全部が中途半端になります。削った上で残ったものを磨いていくことが大事で、意識すると大損する確率も下がっていきます。

デイトレードが自分には合ってると思うけど、スイングトレードの方が安全と聞いた・・・

特定の人によっては良いとされる手法も、読んでくれてる方にとってはメンタルの負荷になっている場合があります。そういうものは思い切って除外して良いのでは。

成功例ができてから安定するまでは、自分に合わないと思った情報に目を向けない努力も必要かなと思います。ネットや人間関係なども含め、負荷の掛かる要素は全て削るべきです。

現在自分がやってる手法や管理の仕方については、中には悪い方法として紹介されています。
自分に合っていて、メンタルへの負荷が少ないので気にせず続けています。

メンタルの負荷を意識した資金管理やトレード手法

これは自分の場合の方法になるので、参考までにご覧ください。

短期で結果を出さなければいけないLOTは抑えない
マイナスはあまり許容できない安全口座と、吹き飛ばしていい口座に分けた
半日以上ポジションを持つのはストレス基本的には短期足中心のトレード、スイングは排除
初っ端プラスになったら伸ばせるエントリーの時だけ1pipsに拘った(天底狙い)
▲できたルール▲

それまではデイでもスイングでも利益を出そうとしてましたが、思い切って削りました。自分の負荷として、デイ~スイング間で起きていることが大半だったからです。

自分の悪いところを直さずにメンタルを保つには、「定期的に吹っ飛ばしても良い口座が1つ必要だ。」

これが自分の中での資金管理法で、国内とは別に海外口座を作るキッカケとなりました。

国内口座では日利1%~2%でいいやくらいで小幅を取りつつ、月の目標が達成できたら海外口座でリスクを取ってトレードする流れです。

ボーナスチャレンジみたいな感覚で出来る場合のみ、苦手なトレードスタイルを取り入れたり、勉強がてらにトレードしたりすると気持ち的に余裕ができます。

ボーナスチャレンジの方法はコチラの記事になります。

これらを繰り返しているうちに、許容できるマイナス金額などが徐々に上がっていってLOTを張ることに躊躇しなくなりました。

  • 国内口座:リバ取り中心のスキャルピングトレード
  • 海外口座:1~4時間足の中期トレード(少額で始める時は資金が増えるまでスキャルピングもします)

結果的にメンタルが安定したので、やって良かったなと感じます。

大損した時の対処法まとめ、補足

休んだり遊んだりと気分転換することも大事ですが、それはあくまで一時的なもの。

大体の場合がチャートを見ると、大損した記憶とか嫌な事を思い出してしまうのではないでしょうか。
何も対処しないまま継続してると、2度3度と繰り返すことになります。

事前準備をすることで、ある程度メンタル管理はできるというお話でした。

インドア引き籠りな自分が、精神的にやって良かったこと(おまけ)

  • 夜型から朝型に切り替えた
  • 湯に浸かる、定期的にサウナに通う
  • 寝る時ハープの音楽聴く(病んでません)
  • 筋トレする
  • キャンプしにいく
  • ポジティブな言葉を目にいれる

メンタル管理を言語化しようと思ったらかなり難しくて驚きました、まだまだアウトプット能力がないなと痛感します・・・。